電源としての単3ニッケル水素電池利用の勧め

 
<単3型二次電池(充電池)>

二次電池とは充電すれば繰り返し使える充電池のことで、性能の高いリチウムイオン充電池やニッケル水素電池などが開発されています。また単3形、単4形のニッケル水素電池は三洋電機の「エネループ」、ソニー製の「サイクルエナジー」、パナソニックのニッケル水素電池など各社が開発にしのぎを削っています。おかげで無線機の電源として使える高容量のニッケル水素電池が安価で手に入るようになってきました。「エネループ」などは継ぎ足し充電可能を歌っておりますので、こうなると鉛電池の出番がなくなります。

ここで、鉛電池と重量・価格を比較して見ると下表のようになります。 三洋電機の「エネループ」の12本パックでも3500円程度で手にはいるようです。 価格面の差もなくなってきましたのでこの軽さは魅力的ではありませんか。
電池種類 容量 重量 価格
シールドバッテリー 2.3AH 950g \2800
ニッケル水素電池 2.05AH(10本) 30g×10 = 300g+電池ケース \2400前後
   ※2009年11月 秋月電子通称サイト調べ

 

<FT-817用外部電源の製作>
FT-817でニッケル水素電池を利用するために電池ケースを作成してみました。FT-817は13.8V時(使用可能電圧: 8.0〜16.0V) で5Wとなりますので、長時間5W運用が可能なように単3X12本(1.2V X 12個 = 14.4V)の電池ケースを探したところ秋月電子通商(http://akizukidenshi.com/)から6本用のケースが3種類販売されていましたのでこれで作成する事にしました。

■加工

加工は簡単で金属製のケースを背中合わせにネジ止めしただけの簡単な工作です。電源用のコネクターは各自の仕様にあわせて付けてください。


■完成品

写真は秋月で販売していたニッケル水素電池です。いまはなぜか2050mAの物しか販売されていませんが・・・。

写真の電池は12本(14.4V)で構成しています。

2500mAh  390g 11.0cm(縦)X5.0cm(横)X3.5cm(厚み)


ほるす(後藤@JR1NNL)